ウェルネオシュガーのみなさんが漉く「バガス」の和紙
2024年10月18日
小原和紙のふるさと「和紙とうるし工房」では、本格的な和紙を漉きたいとか、
和紙やうるしを作品に取り入れたいなどの「作りたい!」をノウハウ提供や技術のサポートをしています。
今回ご利用くださったのは、製糖メーカーウェルネオシュガーのみなさんです。
オフィスのリノベーション計画の中で、何か製糖メーカーならではのものを内装に取り入れられたらとのことで、
担当されている株式会社HAUSKA HAUS代表で建築士の大岩良平さんが
「バガス」を漉き込んだ和紙が良いのではと考えたのが始まりです。
バガスとはサトウキビの搾りかすのことです。
バガスを原料にして和紙にすることで、本来は廃棄されるものを有効活用でき、環境にも配慮ができます。
また、オフィスのある碧南市は小原和紙の礎を築いた藤井達吉の出身地。
そこから小原でバガスの和紙をウェルネオシュガーの皆さん自らの手で漉こうということに。
時代を超えたご縁を感じます。
そして、皆さんで交代しながら協力して7枚のバガス和紙を漉きあげました。
紙漉きが初めての方がほとんど。難しさもありましたが、和気あいあいとした雰囲気で、とても盛り上がっていました。
廃棄されるはずだったものを原料とした紙を漉くことで環境にもやさしく、社員皆さんの愛着も生まれ、素敵な取り組みでした。